襟を正して真の日本人らしく...

出口の見えない不景気が続いています。でもこれは決して不景気などではなく、現在の普通景気だと思うべきではないでしょうか。生産拠点は海外の人件費の安い国々に移って日本の失業率も上がり、誰もが何でも持っていることから物が売れません。

 

少子化、そして貧富、勝者敗者の2極化が進み、日本人の元気がなくなってきています。そして古き良き時代と比べると、今の日本はかなりおかしくなってきています。毎日、毎日、100人もの人が自殺をしたり、親殺しや子殺しが起きる今の日本は異常としか思えません。

 

そんな日本、日本人、日系企業も、まだまだ多くの日本人自身が知らない、海外の物差しで計った日本の良さが残っています。その事実を知ると、日本という国に誇りを持つことができます。誇りを持てば自信が出ます。自信が出れば元気も出ます。

 

筑波大の「遺伝子ON」で有名な村上教授は、「お父さんの染色体が23個で、お母さんの染色体が23個。一組の両親から生まれる子供には70兆通りの組み合わせがある。最初の生命が生まれる確立は、一億円の宝くじに100万回連続して当たる確立とほぼ同じ」と仰っています。

 

そして、自分の存在は自分の両親(2人)、おじいちゃん、おばあちゃん(父親、母親両方で4人)、さらにその親たち(8人) というように辿っていくと、驚くような数になってしまいます。10代も遡ればすぐに1.024人。15代遡れば3万2千人以上、20代では何と100万人もの親の親たち、つまりご先祖様たちが繋がっています。徳川家は僅か15代で260年。つまり20代遡るなんてまだまだ最近のことです。もし49(徳川家の15代、260年と同じ比率で計算した場合)850年も遡ると、560兆人ものご先祖様たちです。

 

このように脈々と続く命、そして何千年も続く世界でも稀有な日本という国、そして何百年も続く日本の企業。不祥事でスキャンダルになってしまう日系企業が少しでも減り、本来の日本、日本人、日系企業の良さを求めて日本、日本人、日系企業を応援したく思います。

  

 

謙虚を美徳とする日本流が世界に広まれば、争いごとは必ず減ります。